top of page

日・メコンビジネスフォーラム開催、連携強化を強調

  • 執筆者の写真: 825fill
    825fill
  • 2018年10月15日
  • 読了時間: 2分

10月9日の日本・メコン地域(タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ラオス)諸国首脳会議に合わせ、日本貿易振興機構(ジェトロ)などが同日に「日・メコンビジネスフォーラム」を開催した。

各国首脳が登壇し、メコン地域を横断する東西経済回廊、南部経済回廊の陸路や、各国での経済特区(SEZ)、通関システムなどハード、ソフトの物流インフラ整備で一層の支援、協調を求めた。

ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問は 日本の協力による19プロジェクトの成功例として、ティラワSEZや、日本のNACCSをもとにした輸出入・通関システム「MACCS(Myanmar Automated Cargo Clearance System)」の導入を紹介した。タイのプラユット・ジャンオーチャー首相は、今後の投資政策では、AI(人工知能)などを導入する「イノベーション・デジタルパーク」、空港整備「スワンナプーム、ドンムアンの両空港とウタパオ空港の接続」、バンコク東部の経済特区「東部経済回廊(EEC)の開発」などに注力すると話した。 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、今後ハイテク・医療・製造・スマートシティーなどに投資を集中させるとし、東西回廊や大深水港湾の開発にも言及した。 カンボジアのフン・セン首相は 経済面では真っ先にロジスティクス体制・運輸の接続改善を指摘し、そのうえで「メコン地域の中心という立地で、製造業、サービス業の近代化のチャンスをつかみたい」と語った。ラオスのトンルン・シースリット首相は周辺国との連結性を追求する「ランドリンク化」の国家戦略で、東西回廊のほか、ビエンチャンからベトナム(越)・ハノイを結ぶ高速道路、越中部のブンアン港の共同開発、ラオス・ベトナム鉄道などの計画を紹介した。


最新記事

すべて表示
世界コンテナ運賃、15週連続下落

世界コンテナ運賃が下落傾向を強めている。英ドリューリーの9月25日公表によると、世界コンテナ指数(WCI)は40フィート当たり1761ドルと前週比8%安で、15週連続の下落。上海発の主要航路も一斉に値を下げ、米国向けや欧州向けで軒並み減少した。要因は中国の休暇前の需要減退と...

 
 
 
米国から欧州へ、中国発航空貨物のシフト進む

中国の航空貨物市場は、米国の新たな貿易・関税政策を受け、米国向けから欧州向けへと流れを変えているとWorldACDが報告した。8月の中国・香港発米国向け貨物量は前年同月比5%減少した一方、欧州向けは11%増加。米国向け運賃は9%下落したが、欧州向けは安定を維持した。世界全体...

 
 
 

コメント


bottom of page