9月の航空貨物需要は前年同期比で9.4%増加し、依然として強い成長を見せた。IATAによると、全体のキャパシティーは6.4%増加し、ベリースペースのキャパシティーは10.3%の成長を記録した。これにより、41か月連続での二桁成長だが、過去9か月の二桁成長と比べると成長ペースは鈍化している様子。ただ、収益は2023年比で11.7%改善し、新型コロナ流行前となる2019年よりも50%上昇している。地域別の需要は、アジア太平洋地域とヨーロッパがそれぞれ11.7%の増加、ラテンアメリカは20.9%増加した。対照的に、アフリカの航空会社は1.7%の成長にとどまったが、キャパシティーは大幅に増加している。全体としては引き続き成長を続けており、年末に向けての更なる需要増の期待が高まっている。
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