航空貨物運送協会(JAFA)がまとめた5月の日本発の航空混載貨物輸出量は8万581㌧(前年同月比-9%)だった。前年割れは5カ月連続。方面別では、中国向けが前年同月比22%減だった。前月比では0.2%の微増だったが、上海の都市封鎖の影響を受けた。6月には都市封鎖が解除されたものの、本格的な生産回復は7月以降になりそうで、荷動きが戻るには時間がかかるという。米国向けも前年同月比13%減となり、4月の23%減に続き大幅なマイナスとなった。航空貨物を手がける各社はこれまで、貨物需要の大きい米国向けにチャーター便を確保するなどしてきたが、ここにきて荷動きが鈍り貨物スペースに余裕が生まれつつある。供給が変わらないなかで需要が鈍ったことで需給のバランスが崩れ、スペースの安値販売の傾向があるという。 航空貨物スペースに余裕が出つつあるものの、航空運賃は依然として高水準で推移している。
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