主要上場物流企業の2021年4~6月期決算は前年同期との比較が可能な全57社のうち、全体の89%に当たる51社が増収。営業損益は比較可能な59社のうち86%に当たる51社が増益または黒字転換した。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な需要減退で全体の9割弱が減収、8割弱が減益または赤字転落していたため、反動で大幅な増収・増益となる会社が多かった。全般的に航空貨物が物量・販売価格ともに高水準を維持しているほか、eコマース(EC)関連で配送や保管などの取り扱いが伸びたところが多い。
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