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航空貨物運賃の推移(2022年4月~6月更新)

株式会社Lean Energy(以下、LE社)は2022年4月~6月分を反映した航空貨物運賃の推移を発表した。当インデックスはLE社が展開する国際物流プラットフォームe-Bid Freightで実施されている入札データ、並びにその他外部ソースを活用して、LE社が独自に算出したものである。


TC3 to TC1 航空貨物運賃は歴史的な高水準が続いているが、当四半期はわずかに下落した。高値圏は4.914となり、7ヶ月連続の記録更新がストップした。中価格帯も同様に下落し、安値圏は若干上昇した。中国でのロックダウンの影響により貨物需要が減少したため、運賃が若干下落傾向にある。


TC3 to TC2 高値圏は2ヶ月連続で下落し、中価格帯・安値圏も当四半期は下落した。ウクライナ危機以降、貨物需要、キャパシティともに低調に推移している。航空貨物運賃の下落幅は全地域の中で最大となった。

Japan to TC3 高値圏は4.663で、過去2年間の最高値となった。当四半期は、上海地区でのロックダウンの影響により、貨物便、旅客便ともに大幅な減便となった。このような状況にもかかわらず、航空貨物運賃は半導体業界からの旺盛な貨物需要により上昇した。

TC3 to Japan 3指数とも微増し、高水準で推移した。上海のロックダウンにより、日本-PVG空港間の貨物便、旅客便ともに大幅な減便となった。貨物需要は回復し、航空貨物運賃は微増となった。


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インデックスの算出方法

  • 当インデックスはLE社が展開する国際物流プラットフォームe-Bid Freightで実施されている入札データ、並びにその他外部ソースを活用して、LE社が独自に算出したものである

  • TC1,2,3はIATAの定める地域区分を元にしており、TC1はアメリカ大陸(北米、中米、南米)、TC2は欧州、中近東、アフリカ大陸、TC3はアジアを指す

  • インデックスはAirfreightにFuel SurchargeとSecurity Suechargeを加えた合計金額を元に算出している

  • Max rangeは高値圏、Mid rangeは中央圏、Min rangeは安値圏の料金

  • 2020 2Q(2020年4月~6月)はCOVID19拡大の時期で、妥当なデータが不足していることから、省略する場合がある

  • 各インデックスともに、2020年1QのMid rangeを1に設定

 
 

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