top of page

中国防疫強化、代替確保難しく日本の生産ラインにも既に影響

中国の空港と港湾で、防疫管理体制の強化により中国・上海浦東発着の貨物便への影響が続いている。カタール航空(QTR/QR)などが上海市向けの貨物便を広州や深圳、鄭州などの空港に振り向けたほか、香港向けに調整している航空会社もある。また、上海市からの輸出については、船便でいったん韓国へ運び、韓国から空輸するなど、異なるルートを利用しようとするフォワーダーの動きも一部あるが、即効性のある代替手段は難しい状況。日本の生産ラインへの影響も既に出ており、マツダは先週に引き続き今週も本社工場(広島市)と防府工場(山口県防府市)の稼働を停止する。上海からの貨物便が途絶え、半導体を使用している車載部品の供給が滞っているため。減産の影響台数は1万台程度となるもよう。

閲覧数:6回

最新記事

すべて表示

航空貨物市場、9月の成長率は鈍化も収益は大幅改善

9月の航空貨物需要は前年同期比で9.4%増加し、依然として強い成長を見せた。IATAによると、全体のキャパシティーは6.4%増加し、ベリースペースのキャパシティーは10.3%の成長を記録した。これにより、41か月連続での二桁成長だが、過去9か月の二桁成長と比べると成長ペース...

フェデックス、上海の航空貨物ハブの大幅増強を発表

フェデックスは上海に大陸間トランジットハブを設立する計画を発表した。上海浦東国際空港(PVG)にある上海国際エクスプレスと貨物ハブの大幅なアップグレードを図る。同社は上海を国際的な航空貨物ハブとして確立し、上海と中国の第2、第3の都市をさまざまな輸送手段でつなぐとともに、中...

24年9月フォワーダーランキング

2024年9月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で18,279㌧(前年同月比+7.4%)、2位は近鉄エクスプレスで12,247㌧(+21.8%)、3位は郵船ロジスティクスで10,554㌧(+2.0%)、4位は西日本鉄道国際物流事...

Comments


bottom of page