首都圏や阪神の主要港湾で年末年始、コンテナヤード(CY)内のコンテナ滞留による混雑が急速に悪化した。主に輸入貨物の引き取りが、年末年始の荷主などの長期休業で滞っていたことが要因とみられる。この影響で、CYのスペースが不足し、コンテナの荷降ろしができなかった船社や、CYの保冷スペースを確保できず、予定していた寄港を取りやめた船社もあったという。多くの関係者は5月の大型連休にも輸入貨物滞留による混雑が起きるのではと懸念している。また、来年開催予定の東京五輪・パラリンピックに向け、首都圏を中心に物量の増加傾向が続くことから、港湾混雑が長期化・深刻化するとみられている。こうした中、今月から来月にかけ、台湾船社などで港湾混雑に関連したサーチャージを導入する動きも出ている。
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