台風21号からの復旧が遅れていた全日本空輸の輸入上屋が、12月2日までに外国籍航空会社の貨物便搭載分の取り扱いを
完全に再開する。これで関西国際空港の国際貨物地区は被災から約3カ月を経てほぼ完全復旧する目処が立った。
同社の輸入上屋は10月末までに施設屋根の修理などを終えて段階的に運営を再開している。10月中旬までに自社貨物便については全路線の取り扱いを再開していた。しかしながら、旅客便については関空発着自社便である6路線のうち3路線の取り扱いの再開が遅れていた。これを10月末までに再開したほか、外航から受託する貨物便搭載分についても一部から段階的に再開している。今回、受託する全3社の貨物便搭載分の取り扱いを12月2日までに全面的に再開するという。