日本航空は9月15日から関西国際空港発着の国際線を一部再開するため、14日から国際貨物上屋の運営を再開した。受付対象路線は15日から順次運航が再開される、ロサンゼルス、台北(桃園)、バンコク、ホノルルの4路線。受付対象貨物は関空発着の一般貨物または危険物で、国内他空港との接続・転送がないもの。輸出入とも、生鮮貨物糖の温度管理が必要なもの、動物、貴重品等は取り扱えない。国際線の運航予定は当面20日までで、21日以降の予定は後日の発表となる。同社は自社便だけでなく、他社運航便の貨物のハンドリングも多数請け負い、貨物便だけでも週90便分近くを取り扱っていた。貨物便については、同社上屋内の体制面などから当面は業務受託が難しい状況。しかし、旅客便については自社便同様に輸出入で他社便の取り扱いも再開した。同社上屋は輸出入とも完全復旧には時間を要すると見られ、今後の復旧具合に応じて貨物便搭載分の受託も再開したい考えだ。