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求荷求車シリーズ3. 今後の課題

  • 執筆者の写真: 825fill
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  • 2018年5月21日
  • 読了時間: 1分

2015年度の営業用トラック積載率は40.5%程度と、積載率を押し下げる他要因(例えば貨物の多頻度小口化、人口減少など)があったとしても、古来の求荷求車サービスは劇的な積載率改善には至っていない。果たして新興の運送マッチングは積載率改善に貢献できるのであろうか。

物流情報プラットフォーム、「MOVO」を運営するhacobu社長、佐々木氏によると物流業界は荷物と運送会社の需給調整のオンライン集中化による積載率改善と価格の適正化が必須という。「ハコベル」は 最適ルート、車両台数、配送の所要時間を簡単に試算できるようにした。(前回記載)「MOVO」はトラックの待ち時間を削減するため荷下ろしのための予約機能をつけた。「PickGo」は貨物量でなく時間契約で料金を運送者へ支払いをする。

運送マッチングを運営する企業は、空車利用という、浮き沈みの激しい世界で勝ち抜く体力を持つことが必要となる。定期便や多頻度利用企業の獲得も手段ではあるが、 積載トラック業界が抱える問題の改善に繋がる、マッチング+αのサービスを提供できるかも生き残りの鍵になりそうだ。


 
 
 

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