top of page

求荷求車シリーズ1. サービスの特徴


本日より3回に渡り、求荷求車サービスに関する特集をブログで更新したいと思います。求荷求車という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、貨物情報と空いているトラックの情報を共有して貨物を運送するサービスのことです。最近よく聞く運送マッチングサービスなども求荷求車の一形態といえます。今回の特集ではサービスの特徴、歴史の変遷、今後の課題、を3回に渡り取り上げたいと思います。

求荷求車サービスとは、貨物情報と空いているトラックの情報を共有して貨物を運送するサービスである。この求荷求車サービスのシステムは「オープン型」と「クローズド型」の2種類に大きく分けられる。オープン型はシステム会社などが主体となり会員(荷主と運送会社)を集めてマッチングさせる。対してクローズド型は大手の運送会社などが自社の協力運送会社や庸車とマッチングを行う。

オープン型の代表には公益社団法人全日本トラック協会と日本貨物運送事業協同組合連合会が運営する「WebKIT」があり、事業者にとって重要な サービスインフラの役割を担っている。また昨今はオープン型の中でも「ハコベル」のように、荷主とトラックを直接マッチングさせるサービスも出ている。

人材不足に喘ぐ一方で営業トラックの積載率は41%に留まる状況の中、このように運送をマッチングするサービスが生産性向上の鍵として注目を浴びている。


閲覧数:23回

最新記事

すべて表示

ヤマトHD、東南アジアからヨーロッパへの国際複合一貫輸送サービスを開始

ヤマトホールディングスは、東南アジアからヨーロッパまでのトラックと鉄道による国際複合一貫輸送サービスを開始する。物量に応じてコンテナ貸し切りまたは混載で輸送し、喜望峰ルートより短期間での輸送が可能。低コストかつ低温室効果ガス(GHG)排出が特長で、エレクトロニクスや自動車部品の主要生産拠点である東南アジアからの需要に応える。これにより、海上輸送や航空輸送に次ぐ新たな輸送手段として、グローバルサプラ

香港からの航空貨物サービス料金、昨年を上回る需要増

香港からヨーロッパと北米への航空貨物サービス料金は昨年を上回り、需要が急増している。4月の香港から北米への平均料金は1kg当たりUSD5.54で、前年比6.5%増。ヨーロッパへの料金も1kg当たりUSD4.47と前年比12%増加し、2022年7月以来の初めての同時増加となった。需要の急増はファッションや消費財の電子商取引に起因するという。中国南部などでの電子商取引や電子タバコ産業の拡大により、航空

24年3月フォワーダーランキング

2024年3月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で17,733㌧(前年同月比-3.6%)、2位は郵船ロジスティクスで11,016㌧(+18.2%) 、3位は近鉄エクスプレスで10,567㌧(-15.0%)、4位は西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ)で3,696㌧ (-0.2%)、5位は阪急阪神エクスプレスで3,064㌧(-17.0%)だった。

bottom of page