ゼポ・データマイン(米国マイアミ)のまとめによると、2017年5月にアジア10か国から米国へ向かった海上コンテナの合計は、単月として過去最高の135万個を記録。同月中に米国へ向かって積み込まれたコンテナの7割(69.6%)をアジア10か国発が占めた。 10か国の内訳は、全体の63%を占めた中国発が最も多く、続いて多かったのが韓国発で、同国発のコンテナ輸送は近隣国から同国で積み替えて米国に向かう「トランシップ貨物」の比率が他国発より高いのが特徴。伸び率が大きかったのは6位のベトナム発(42%増)、7位の日本発(18%増、直航分のみ)、8位のインド発(28%増)、9位のタイ発(39%増)など。 一方、5位のシンガポール発は15か月連続のマイナスで減少幅も22%と大きい。また10位のマレーシア発も25%減と大きく落ち込んだ。 品目別では、全体の18%を占める家具類(16%増)、機械類(8%増)、プラスチック(5%増)、自動車関連(7%増)などが好調に推移したが、電子電機(横ばい)、鉄鋼製品(4%減)、履物(3%減)など減少した品目もある。