top of page

日本郵船荷動き予測、原油輸入東南・南アジア急増

  • 執筆者の写真: 825fill
    825fill
  • 2021年11月13日
  • 読了時間: 1分

日本郵船は、海上荷動きと船腹需給の見通しを明らかにした。ドライバルク貨物のけん引役はこれまでの鉄鉱石や石炭からマイナーバルクに変わる。原油輸入は中国以外のアジア新興国が牽引する。ドライバルクについては、2010年から20年までの平均伸び率実績と20年から30年までの平均伸び率の推計と比較。鉄鉱石は4.3%からマイナス0.7%、石炭は2.3%からマイナス1.7%に落ち込む一方で、マイナーバルクは2.2%から2.8%に増加する。原油はマイナス0.2%から1.7%のプラスに転じる。24年までの船腹需給見通しは、鉄鉱石が22年にマイナスに転じて減少が続く。石炭も原料炭と一般炭ともに右肩下がりとなる。鋼材やセメント、非鉄金属鉱石などのマイナーバルクが年々増加幅を広げていくのとは対照的だ。原油輸入はインドなど東南・南アジア諸国を中心に30年まで高いペースで増加を続ける。20年から30年までにインドは年平均伸び率が5.9%、その他アジア(インド、中国、日本、韓国除く)が5.3%と、他地域と比べても際立って高い。欧州や日本はこの10年間で輸入を減らしていく。米国は、競争力の高いメキシコ湾岸の石油精製施設が輸入原油を使い続けることから輸入は底堅く推移する。

最新記事

すべて表示
米運輸省、中国航空会社のロシア上空飛行を制限へ

米運輸省が、中国の航空会社によるロシア上空の飛行を禁止する方針を打ち出した。中国の航空会社はロシア上空を通ることで時間や燃料を節約できるが、米国の航空会社は遠回りを強いられている。今回の措置は旅客機のベリーカーゴに限定されていて、貨物専用機は対象外。ただし、今後変更される可...

 
 
 
世界の貨物航空会社ランキング2024:FedExが首位を維持

IATAが2024年の世界航空輸送統計(WATS)を発表した。WATSは、240社以上の航空会社から集めたデータをもとに、輸送能力、需要、財務などを分析している。2024年の貨物航空会社ランキングは定期貨物トンキロ(CTK)を基準に、フェデックス(FDX/FX)が181億C...

 
 
 
ANAによる日本貨物航空の買収、再び延期

ANAホールディングス(ANA/NH)による日本貨物航空(NCA/KZ)の買収が再び延期され、株式交換の実施日は7月1日から8月1日に変更された。理由は、中国を含む競争当局の承認がまだ得られていないため。2023年3月に発表されたこの買収は、規制当局の審査の影響で何度も延期...

 
 
 

コメント


bottom of page