top of page

スエズ運河経由貨物が激減、フーシ派攻撃で紅海回避の動き

  • 執筆者の写真: 825fill
    825fill
  • 2024年2月17日
  • 読了時間: 1分

国連貿易開発会議(UNCTAD)は、2023年12月初めからの2カ月間において、スエズ運河を通航する貨物船が39%減少し、貨物トンベースで45%の減少があったと発表した。この急激な減少の背景には、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海を航行する商船への攻撃があり、海運会社が安全確保のために迂回ルートを選択したことが挙げられる。特にコンテナ輸送は過去2ヶ月間で-82%の大幅減少している。既にロシアによるウクライナ侵攻により穀物や石油の輸送ルートにも影響が出ている中、さらにパナマ運河の渇水により通航船舶が大幅に減少した。これに加えてスエズ運河経由の貨物激減があることで、世界貿易の主要3ルートが脆弱化していると指摘されている。

最新記事

すべて表示
IATA、トランプ関税下でも航空貨物市場に成長の余地ありと予測

IATAは、世界貿易の87%が関税の影響を受けておらず、航空貨物市場には引き続き成長の余地があると分析している。2025年には7,250万トンの貨物が航空輸送される見通しで、2024年のCTK(貨物トンキロ)は前年比6%の成長が予測されている。中東を中心に地域別でも成長が進...

 
 
 
香港とシンガポールで2024年の貨物取扱量が大幅増加

香港空港(HKG)とチャンギ空港(SIN)は、2024年に貨物取扱量が大幅に回復し、旅客便の再開の恩恵を受けた。香港は、世界で最も多忙な貨物ハブとして、貨物取扱量が前年同期比14%増の4.9百万トンに達した。この増加は、便数の増加と強い電子商取引の需要に支えられた。同様に、...

 
 
 

Comments


bottom of page