ANAホールディングス(ANA/NH)が発表した2023年3月期決算によると国際線貨物事業の売上高は3080億円(前期比-6.3%)で、重量は80万5799㌧(-17.5%)だった。国際線貨物は、自動車関連部品の需要減退に加え、旅客需要の取り込み強化により貨物専用便の運航を縮小させた結果、輸送重量は前期を下回った。一方で、大型特殊商材などの高単価貨物を積極的に取り込むなどして、高単価水準の維持に努めた。また、貨物事業の拡大を見据えており、ことし3月には日本貨物航空(NCA/KZ)を買収することで日本郵船と合意している。次期は旅客需要の回復に伴う旅客便の増加や海上輸送の混雑緩和などの影響により、当面は需給緩和が見込まれるとしているが、自動車関連部品をはじめとする貨物需要は回復を見込んでいる。貨物便と旅客便を併せ持つコンビネーションキャリアの強みを生かし、需要に応じた機動的な動きで収益の最大化につなげるとしている。
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