日本通運は、今年度に経済産業省から受諾した中欧鉄道の試験輸送で、予定していた14件のうち、列車運休による中止を除いた10件を実施した。その中で、41両・41FEU全てを日通が仕立てた「日通ブロックトレイン」は昨年12月に中国・西安(陝西省)を出発し、予定より2日早く先月に独デュイスブルクに到着した。10件を通じ、海上輸送と比較した輸送中の振動や温度、湿度は問題がなかったという。また、中国内陸発で特に最終仕向け地が中東欧向けでは「(ドレージや港湾作業費などを含む)オール・ウオーターの海運と運賃も同程度となり、十分に競争力がある」と検証結果を考察した。同社は今後も日本発着を同鉄道に接続するシー・エア&レールサービスを拡大していく考えだ。
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