佐川急便は国内航空貨物輸送で活用する航空保冷コンテナの電力方式を3月より変更する。冷却ファンの動力をマンガン乾電池からニッケル水素電池パックに変更する。これより廃棄物産出を抑制し、年間17万本(約23㌧)の電池使用量の削減を可能できるという。同パック使用はフォワーダーで初。航空保冷コンテナには、内部で冷却ファンを動かし、保冷能力を維持するタイプや畜冷剤のみで一定時間の温度を管理するものなどがある。同社は、冷却ファンの動力として、パナソニックのニッケル水素電池パックを使用する。同パックは冷凍設定時で連続11時間使用できる。充電は専用充電器で約10時間。
従来使用していたマンガン乾電池は、使用後に廃棄が必要だった。また、複数本のマンガン乾電池の交換作業が1個の充電式電池パックに変わるため、作業効率の向上も期待できる。