全国の税関が12月6日に発表した11月の主要空港の国際航空貨物取扱量の速報によると、同月の主要6空港の合計取扱量は34万4257トン(前年同月比-6.2%)だった。6空港の総取扱量は10月に0.5%減の35万トン超とほぼ前年並みに戻していたが、11月は減少幅が拡大。全国実績も前年割れが予想される。主力の成田で積み込み・取り降ろしとも仮陸揚げの減少が続いたほか、輸出入貨物の増勢が10月に比べて鈍化。羽田も総取扱量が2年9カ月ぶりに前年割れとなった。一方、9月に台風21号の影響で前年同月比6割減の2万トン台まで落ち込んだ関西国際空港は、総取扱量が8万トン弱まで回復した。
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