11月15日、京都舞鶴港振興会は15日、同港に寄港するDBSクルーズフェリー(韓国)の日韓露国際フェリー航路を活用して、モスクワ向けのトライアル輸送が行われると発表した。国土交通省によるシベリア鉄道のパイロット事業として日本通運が受託した海上と鉄道を使用する輸送案件で、17日に同港から出発する予定だ。日通は舞鶴―ウラジオストクでDBSフェリーを利用した後、シベリア鉄道に積載してモスクワに運ぶ。トライアルでは、輸送中の振動や温・湿度、リードタイム、コスト、極東港湾でのトランジット手続き、ドライコンテナによる食品輸送の可否、積み付けや固縛方法などについて実証を行う。結果に基づいて、国交省は荷主企業へのTSR利用促進を図るという。