来年1月に予定される中国発貨物への関税率引き上げを見越し、米国で在庫積み増しの動きが加速している。例年であれば中華圏の祝日である国慶節を過ぎると、荷動きが減少に向かい、同時に運賃マーケットも緩やかに下落するが、今年は荷動きが衰えず、運賃も先高感が強い。 割増運賃を負担してでもスペースが欲しいとの声が多く、船社は計画していた欠便を取りやめるなど対応に追われている。一方で制裁発動後の反動減への懸念も強く、反動減にどう備えるかが大きな課題となっている。
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