10月16日、日本貿易振興機構(JETRO)と日本通運などは経済産業省からの委託事業として、日通が中国―欧州のクロスボーダー鉄道の試験輸送を受託したことを明らかにした。輸送は計14件で、中国発欧州向け往行が8件、欧州発中国向け復行が6件だ。往行は中国側出発駅5都市、欧州側到着駅3カ国4都市・到着地3カ国などと、広域で実施される。うち1件は日通の専用列車「日通ブロックトレイン」の運行となる。日系フォワーダーによる専用列車、日系荷主の貨物を中心に1編成全てを
組むのは中欧鉄道で初めて。同社は5月に中欧鉄道を活用した日本発着シー・エア&レールの販売を開始し、営業を強化している。日本政府による新たな取り組みを追い風に事業を拡大する。