top of page

OOCL、硫黄酸化物排出規制対応でBAF徴収を発表


10月12日、香港の海運会社OOCLは来年下期から低硫黄燃料への移行を開始すると発表した。これに合わせて海上運賃とは別建てとして、燃料油価格の変動に合わせ推移するBAF(Bunker Adjustment Factor;燃料油調整金)の徴収を開始する方針だ。

同社は「2020年発効のSOx(硫黄酸化物)排出規制に対応するためのコスト総額は数十億ドル規模となり、荷主企業に転嫁せざるを得ない」としている。BAFの具体的な計算方式やガイドラインについては公表していないが、燃料油の種類や価格変動、航路ごとの投入船型や消席率などさまざまな要素を考慮に入れて設定する方針としている。先月以来、主要船社が2020年のSOx規制対応で新たなBAFを導入する仕組みを相次ぎ導入しており、OOCLの発表はマースクラインやMSC、CMA-CGM、ハパックロイドに続いて5社目となる。


閲覧数:251回

最新記事

すべて表示

フェデックス、上海の航空貨物ハブの大幅増強を発表

フェデックスは上海に大陸間トランジットハブを設立する計画を発表した。上海浦東国際空港(PVG)にある上海国際エクスプレスと貨物ハブの大幅なアップグレードを図る。同社は上海を国際的な航空貨物ハブとして確立し、上海と中国の第2、第3の都市をさまざまな輸送手段でつなぐとともに、中...

ONE、MSCとの提携でアジアー欧州間の貨物輸送を強化

オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は、MSC(スイス)と提携し、アジアー欧州間で貨物スペースを融通する。ONEは日本郵船、商船三井、川崎汽船の統合で設立され、世界6位の運行規模を持つ。ハパックロイド(ドイツ)の脱退後も、HMM(韓国)とヤンミン(台湾)と共に「...

bottom of page