top of page

関西国際空港、貨物再開状況③


台風21号の影響で関西国際空港の航空貨物インフラの停止に伴い、関空発着の輸出入貨物が成田空港に流れる動きが本格化している。

航空会社上屋などでは週明けから物量が増加し、上屋関係者からは「既に追加のスペースを手当てしたいほどだ」との声も。成田国際空港会社(NAA)では航空会社などから上屋スペースの臨時賃借の要望が出ていることを受け、空き上屋を賃貸する方向で調整を開始した。

ただ、成田空港内では、主要拠点となる北部貨物地区にはほとんど上屋の空きスペースがない状況。NAAは要望を受けて、希望する会社に空きスペース割り当てる方向で調整を進めているが、まとまったスペースがあるのは南部貨物地区に近い整備地区の「暫定貨物上屋」(計7棟、9100平方メートル)のみと見られる。

さらに、空きスペースが使えたとしても北部と南部の貨物地区が離れているため人員の分散、確保も急務となる。人員の手当がつかなければ既存の上屋のみでの対応を余儀なくされるという。


閲覧数:37回

最新記事

すべて表示

香港発およびフランクフルト発の航空貨物運賃が、数ヶ月にわたる下落の後、安定し始めた。Baltic Exchange Airfreight Index(BAI)によると、フォワーダーが支払う香港発北米向けサービスの平均価格は、コントラクトレートとスポットレートの両方を含む形で、7月の4.69ドルから8月にはkgあたり4.85ドルに上昇した。この路線での上昇は過去1年で2ヶ月目であり、航空貨物運賃好転

NIPPON EXPRESSホールディングスによると、グループのNX国際物流(中国)が中国・武漢市で開催された「2023年中国物流情勢発展分析会兼物流企業50強フォーラム」で、2023年の中国物流企業トップ50に、日系企業では唯一選出されたと発表した。選出は7年連続。1位は中国遠洋海運集団(COSCO)で、売上高は5759億4190万元(11兆5517億円)、2位は厦門象嶼(シャーメン・シャンユー

ルフトハンザ カーゴ(DLH/LH)は航空貨物分野の未来を担うと考えられる持続可能性、デジタル化、電子商取引の3つの焦点に関してプロジェクトを発表した。同社の最高経営責任者(CEO)であるアシュウィン・バット氏は、これらの課題への取り組みが同社の業界における地位を保つ上で不可欠な動きであると強調している。同社はフランクフルトのハブ空港において、eコマースの機能を強化する取り組みを展開している。これ

bottom of page