6月の成田空港の航空貨物取扱量が2年3ヶ月ぶりに前年割れに転じた。航空貨物取扱量は積み込み及び取り降ろし量の合計をさす。成田の航空貨物取扱量は4、5月に単月実績で過去最高を記録するなど好調だったが、6月は突然前年割れとなった。同月は日本貨物航空(NCA/KZ)が自社機の運航を停止し、成田発着の航空貨物スペースが減少したことが影響したと見られる。同月は関西空港など他の主要空港の貨物量は軒並み前年超えしている。また大手フォワーダーの輸出混載重量も伸びていることから、
日本発着の航空貨物需要自体には減退感は見られない。