7月4日 日本通運は 、非常時の政府備蓄米の保管について不正があったと発表した。同社広島支店の社員が2014年から2016年にかけ、保管中に外装が水に濡れたり破れたりした政府米を新しい袋に詰め替え、事故を隠蔽していた。詰め替えられた政府米は計266袋にのぼり、偽造した検査印を押印していた。このうち外装が濡れた15袋は飼料用米として2016年に出荷したが、食用としては流通しておらず健康被害の報告はないとのこと。 検査印の偽造については農産物検査法に違反する可能性があるため、
農林水産省が調査を行う。日通は、従業員に対するコンプライアンスの徹底および社内管理体制の強化により、再発防止に努めるとしている。