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継越航空貨物からみる北米向け航空運賃の高騰


日本発北米向けの航空貨物で継越貨物の影響力が増している。「継越貨物」は日本以外の発地から輸出された貨物で、日本を経由する貨物のことである。日本発は欧米向けの旅客便も多いことから、主に中国を中心としたアジア発の継越貨物が増加している。

グラフは国土交通省の日本出入航空貨物路線別取扱実績を元に弊社で作成したものである。もともと北米向けは日本からの純粋な輸出貨物である「直送貨物」の割合が低く、40%前後を推移していた。しかし直近では中国発の航空貨物が好調であることを背景に、35%程度まで低下しており、日本初航空運賃の上昇を招いている。

また、過去3年間のデータをみると、直送貨物の割合に一定の傾向が見られる。継越貨物の増減にはiPhoneの発売やクリスマス商戦、中国の祝日などが大きく影響している。一方、直送貨物は日本のお盆、正月にあわせて減少傾向にある。

直近のe-Bidによる日本発北米向け航空貨物のスポット料金は、年初に比べて150%~200%にまで上昇している。10月は中国の国慶節があるため、貨物輸送量はやや低調になるはずだが、昨年の傾向から見ると、クリスマス商戦まで継越貨物は堅調な推移が予想される。年が明け中国の旧正月を迎えるまで、日本初北米向けの航空運賃はさがってこないだろう。


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