国土技術政策総合研究所は8日、今年3月23日にスエズ運河内で2万TEUの大型コンテナ船「エバーギブン」が座礁し、1週間にわたり運河を閉塞させた事案を受けた研究資料を公開した。海上物流において貨物船が集中する、国際海峡・運河などへの依存度が年々高くなっていることから、運河の閉塞による影響の全容把握には時間がかかると指摘している。資料では、3月のスエズ運河閉塞による直接損失額が460億米ドル、波及効果を含めた損失額は1260億米ドルに上る推定などを示した。また「幸い、一週間弱で閉塞が終わったためそれほど大きな影響が出ていないようにも見られるが、輸送途上の貨物が届くまでにタイムラグがあり、影響の全体像の把握にはなお時間を要するだろう」との見解を示している。
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すべて表示日本航空(JAL/JL)は、ボーイング767-300ER型機の貨物専用機の3機導入を発表した。自社の貨物専用機を所有するのは13年ぶりとなり、本年度末から順次運航を開始する。物流企業との提携を強化し、貨物航空事業において安定した利益を得られると踏んでの決断だ。これまでJALは、航空貨物は旅客機の貨物スペースに加え、需要に応じて他社フレイターをチャーターするなどして対応しており、需要変動が大きい性質
2023年3月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で18,3897㌧(前年同月比-26.9%)、2位は近鉄エクスプレスで12,433㌧(-25.8%)、3位は郵船ロジスティクスで9,162㌧(-37.6%)、4位は西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ)で3,705㌧ (-31.2%)、5位は阪急阪神エクスプレスで3,693㌧(-41.1%)だった。
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