フィリピン航空(PR/PAL)は、アメリカの連邦破産裁判所へ破産法第11章を9月3日付で申請した。日本における民事再生法の申請に相当する。今後は通常通りの運航を継続しながら再建を目指す方針だ。新型コロナウイルス感染症の拡大による航空需要の落ち込みで、大幅な赤字を計上するなど業績が悪化。感染の収束を見通せないことから、当面は需要の回復が見込めないと判断。自力での再建を断念したとみられる。フィリピン航空は、フィリピン国外に多くの債権者を抱えていることから、アメリカで法的整理を申請した。
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