日立物流は、日立製作所が日立物流の約40%の株式を売却する意向を受け、それに対応して進めてきたLOGISTEED戦略を共に進めるパートナー選定で、KKRに決定したと発表した。KKRは、プライベート・エクイティ、エネルギー、インフラ、不動産、クレジット、ヘッジファンドなど複数のアセット・クラスを手掛ける世界有数の投資会社。結果として、公開買付親会社の議決権の90%をKKRが、10%を日立製作所が保有することとなる。KKRをパートナーに選定した理由について「日立物流への評価が最も高く(現在+将来)、海外事業の強化・拡大に向けて、豊富な投資経験に基づく知見や人的リソース、投資先企業等のネットワーク活用が可能であること。そして、最も重要なのが、出資を主体とした非LBO型のストラクチャーであり、同社財務面での柔軟性が維持できること。その結果、戦略推進維持・拡大が可能であること。さらに、事業会社を共同出資パートナーとして招聘することについて、認識を共有している。将来のIPOを見据えたエグジット戦略を持っている」ことを中谷会長は挙げている。
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