11 時間前
AI・半導体がアジア発航空貨物を牽引、需給逼迫が続く
アジア発の航空貨物市場では、これまで需要を支えてきたEC貨物に代わり、AI(人工知能)関連製品や半導体などのハイテク製品が輸送需要の中心となっている。台湾の物流企業ディメルコによると、特に台湾と韓国ではアジアや米国向けの需要が強く、主要航路で航空貨物スペースが逼迫し、運賃も上昇している。 台湾発のアジア―米国航路では積載率が約90%に達しており、AI・半導体貨物が航空貨物容量を押し上げる主な要因となっている。一方、アジア発欧州向けではEC需要が低迷。EUが域外から輸入される低額小口貨物に3ユーロの関税を導入したことが、需要減少の一因とみられている。東南アジアでも航空貨物市場は活況を呈している。タイではアジア、欧州、米国向けのスペースが逼迫し、運賃が上昇。シンガポールでは欧州向け貨物に滞留が発生しているほか、マレーシアのクアラルンプール、ペナン発のアジア・米国向け輸送も供給が限られている。アジアの航空貨物市場は、ECからAI・半導体へと需要の構造が変化しながら、引き続き厳しい需給環境が続いている。

