日本航空(JAL/JL)は、ボーイング767-300ER型機の貨物専用機の3機導入を発表した。自社の貨物専用機を所有するのは13年ぶりとなり、本年度末から順次運航を開始する。物流企業との提携を強化し、貨物航空事業において安定した利益を得られると踏んでの決断だ。これまでJALは、航空貨物は旅客機の貨物スペースに加え、需要に応じて他社フレイターをチャーターするなどして対応しており、需要変動が大きい性質から自社で貨物専用機を持つには至らなかった。ヤマトホールディングスと強固なパートナーシップを結んだことで、安定的な航空貨物需要を取り込む算段が立った。導入当初は東アジアを中心とした国際線に投入。将来的には国内線とのハイブリッド体制を取って稼働率を向上させつつ、貨物搭載率の最大化を図る。ニーズに応じ、チャーターや臨時便も柔軟に運用するという。
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