IATAは、需要と運賃が予想以上に好調であることを受けて、2024年の航空貨物収益予測を引き上げた。貨物収益は1110億ドルから1200億ドルに上方修正され、貨物取扱量は4.5%から5%の成長が見込まれる。2024年4月末までの年初来実績では、重量が12.7%増加したことをうけ、IATAは、貨物収益率の減少予測を20.9%から17.5%に修正した。この上方修正は、電子商取引の需要増加と紅海危機により、アジアからの航空貨物運賃が上昇したことによる。ただ、上方修正見通しにもかかわらず、市場は依然としてコロナ後の正常化過程にあり、2023年の水準を下回る。
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