top of page

食品輸出がますます活況に


苫小牧市が出資する倉庫・港湾運送業の苫小牧埠頭は、2017年4月1日に、苫小牧港に大型冷蔵倉庫を新設することを発表した。収容能力は2万トンで、総事業費は60億円。2019年4月にも稼働し、苫小牧港の営業用冷蔵倉庫の収容能力は5倍以上となる。港湾輸送の効率化を進めると同時に、道産食品の輸出拠点港としての機能を強化する狙いがある。

大手商社のJALUX(ジャルックス)も、ベトナムでの日本食の需要増加に対応するため、日本各地で獲れた鮮魚などを最短24時間以内にベトナムのホーチミン市に空輸し、現地の飲食店、総合スーパーなどに配送するサービスを開始している。

また、成田市では、成田空港からの農水産物輸出に関する手続きを簡略化し、鮮度が高い状態で届けるための実証事業を行っている。市公設地方卸売市場(成田市場、同市飯仲)の輸出拠点化を目指す取り組みで、同市場内で検疫や通関などを一括して行う「ワンストップ化」の実験を実施している。市によると、ロンドンでは和食がブームになっており、飲食店を中心に県産の食材をPRし、欧州など遠隔地への輸出拡大を目指している。


閲覧数:25回

最新記事

すべて表示

2024年の航空貨物需要は横ばいか小幅な成長にとどまるという慎重な予想が国際航空貨物協会(TIACA)エグゼクティブサミットで議論された。2024年の第4四半期には需要が1%増加する見込みで、第1四半期と第2四半期には2%と3%の成長が期待されている。ただし、地政学的リスクや旅客サービスへの影響等、市場の不確実性が需要予測を難しくしている。

2023年10月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で16,720㌧(前年同月比-16.1%)、2位は近鉄エクスプレスで10,764㌧(-16.9%)、3位は郵船ロジスティクスで10,635㌧(+6.3%) 、4位は西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ)で3,151㌧ (-22.9%)、5位は阪急阪神エクスプレスで2,973㌧(-46.0%)だった。前月

ルフトハンザカーゴ(DLH/LH)は、新しい緊急貨物輸送サービス「td.Zoom」を開始した。中国・上海からドイツ・フランクフルトを経由してスイス・チューリッヒに輸送する場合、従来は35-45時間ほど要するところを23時間で輸送する。同社のフランクフルト、ミュンヘン、ウィーンのハブ空港における特別なハンドリングプロセスによって、航空機からの積み下ろし時、倉庫から航空機への移動、トラックへの積み込な

bottom of page