top of page

世界の航空貨物輸送11ヶ月連続で供給過多


国際航空運送協会(IATA)が発表した1月の地域別航空会社貨物輸送実績は、全地域合計の輸送量(貨物トンキロ/TFK)が1.8%減、スペース供給量(有効貨物トンキロ/AFTK)が4.0%増、貨物ロードファクター(LF)は45.1%(-2.7%)であった。11ヶ月連続で航空会社による供給量の増加率が輸送実績を上回り、輸送量の減少幅は過去3年で最大となった。IATAは先月、19年貨物量成長率を4.7%と見込んでいたが、米中間の貿易摩擦、ブレグジットをはじめとする国際政治の動向次第で、さらなる減少の可能性を示唆した。


閲覧数:5回

最新記事

すべて表示

香港発およびフランクフルト発の航空貨物運賃が、数ヶ月にわたる下落の後、安定し始めた。Baltic Exchange Airfreight Index(BAI)によると、フォワーダーが支払う香港発北米向けサービスの平均価格は、コントラクトレートとスポットレートの両方を含む形で、7月の4.69ドルから8月にはkgあたり4.85ドルに上昇した。この路線での上昇は過去1年で2ヶ月目であり、航空貨物運賃好転

2023年2月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で15,607㌧(前年同月比-31.4%)、2位は近鉄エクスプレスで12,039㌧(-24.8%)、3位は郵船ロジスティクスで7,940㌧(-37.2%)、4位は西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ)で3,571㌧ (-30.8%)、5位は阪急阪神エクスプレスで3,250㌧(-44.5%)だった。

成田国際空港(NAA)が発表した1月の空港運用状況によると、貨物便の発着回数は2500回(前年同月比-39%)となった。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ旅客便が回復に向かい、海上輸送の混乱も解消されてきたために減少したが、コロナ禍前の2019年1月と比べると36%増で、1月としては歴代3位となった。貨物量は前年同月比で33%減、19年同月比でも9%減となった。

bottom of page