国際航空運送協会(IATA)が発表した1月の地域別航空会社貨物輸送実績は、全地域合計の輸送量(貨物トンキロ/TFK)が1.8%減、スペース供給量(有効貨物トンキロ/AFTK)が4.0%増、貨物ロードファクター(LF)は45.1%(-2.7%)であった。11ヶ月連続で航空会社による供給量の増加率が輸送実績を上回り、輸送量の減少幅は過去3年で最大となった。IATAは先月、19年貨物量成長率を4.7%と見込んでいたが、米中間の貿易摩擦、ブレグジットをはじめとする国際政治の動向次第で、さらなる減少の可能性を示唆した。