航空機に貨物を搭載する際に使用する機器、ユニット・ロード・デバイス(ULD)を製造するオランダのVRRはシンガポールで開催された国際航空運送協会(IATA)第13回ワールドカーゴシンポジウムで、同社初となるインフレータブル(空気注入式)AKEコンテナのコンセプトモデルを発表した。インフレータブルAKEコンテナは空気圧により自動で展開され、空気を抜いて畳む。2人で作業する場合の所要時間は展開するのに30秒、畳むのに2分。航空会社が空コンテナを輸送する際に生じるコストの無駄を削減し、キャパシティーの有効活用につなげることができるという。2020年第1四半期までに最終認証を取得し、同年中に製造を開始する計画だ。
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