top of page

日本発欧米向け航空貨物運賃上昇


日本発欧米向けの航空貨物の長期契約運賃が2017年度下期より8%上昇した。

自動車部品や建設機械の出荷拡大と、電装化が進む自動車などに日本製電子部品の新しい分野における需要が増加し貨物スペースが不足しているため。航空各社は今春、混載貨物事業者(フォワーダー)に対して欧米向け貨物スペースの料金を15~20%程度引き上げた。17年春と秋に続き、フォワーダー各社は荷主に対し値上げを要請。納期を重視する自動車部品メーカーなどが値上げを受け入れた。

航空各社が金融危機後の不況時に貨物機を削減したのを背景に、輸送能力は不足傾向。加えて、欧米向けの直行便に積みきれない中国発の貨物を日本経由で運ぶことも多い。大手フォワーダーによれば、運賃値上げを受け入れてもらえなければ積み込みが後回しになるケースもあるという。


閲覧数:32回

最新記事

すべて表示

24年7月フォワーダーランキング

2024年7月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で18,797㌧(前年同月比+15.5%)、2位は郵船ロジスティクスで11,496㌧(+40.5%)、3位は近鉄エクスプレスで11,239㌧(+23.9%)、4位は西日本鉄道国際物...

7月の香港からの航空貨物運賃、前年より高く安定

7月の香港発欧米向けの航空貨物運賃は、6月と比較してほぼ横ばいだったが、前年よりは高い水準を維持している。バルチック航空貨物指数(BAI)によると、香港からヨーロッパへの運賃は$4.50/kgに減少し、北アメリカへの運賃は$5.72/kgへと減少した。全体のBAIは0.9%...

2023年世界フォワーダーランキング、キューネ&ナーゲルが1位を保持

物流市場調査やコンサルティングを手掛けるアームストロング&アソシエイツ(A&A)が2023年のグローバルフレイトフォワーダー・ランキングを発表した。各社からの発表・報告や同社の推測による売上高と物量を組みこみ、トップ25を公開している。1位はキューネ&ナーゲル(スイス)、2...

bottom of page