海外主要コンテナ船社の2016年業績が発表された。各社の輸送量は増加したが、運賃急落のため損益は大きく悪化し、最終段階で黒字を確保したのはワンハイラインズのみ。 コンテナ1本当たりの平均運賃が10数%下落したことにより、コンテナ1本当たりの収支が悪化。各社は損失を最小化すべく集荷を進めた結果、コンテナ輸送量は伸びたものの、黒字化できず大幅な収益の悪化となった。 ただ、2016年の市況の年間推移をみると、上期を底に下期から回復傾向がみられ、各社の業績も改善傾向が出ている。回復基調は2017年に入っても続いており、今年は各社ともどこまで収支を回復させることができるかが焦点となっている。北米サービス・コントラクト(SC)更改交渉の行方や、繁忙期の荷動き、運賃価格推移が各社の業績を左右しそうだ。
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2023年10月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で16,720㌧(前年同月比-16.1%)、2位は近鉄エクスプレスで10,764㌧(-16.9%)、3位は郵船ロジスティクスで10,635㌧(+6.3%) 、4位は西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ)で3,151㌧ (-22.9%)、5位は阪急阪神エクスプレスで2,973㌧(-46.0%)だった。前月
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