レポート・オーシャンはこのほど、世界の空港サービス業の市場規模について、2027年に2308億米ドル(25兆3880億円)に達すると推計した。2021年からの7年間で、年率14.8%のペースで拡大する計算になる。現在の欧米をメインエリアとする世界の空港サービスは、2020年代にはアジア・太平洋地域が貨物輸送量の増加などで市場を拡大させていくと予想する。世界の「経済シフト」を反映した形だ。空港サービスの成長予測は、新空港の開業や新規路線の就航、航空貨物や旅客の輸送量などのデータを指標とする。同社は、貨物輸送の市場拡大への貢献について「経済状況の改善により企業収益が増加し、世界の製造業活動が活発化したことで、航空会社はより多くの貨物を輸送するためにより多くの便を運航するようになった」と指摘。その結果として、市場全体が堅調に成長するとみている。
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すべて表示2024年の航空貨物需要は横ばいか小幅な成長にとどまるという慎重な予想が国際航空貨物協会(TIACA)エグゼクティブサミットで議論された。2024年の第4四半期には需要が1%増加する見込みで、第1四半期と第2四半期には2%と3%の成長が期待されている。ただし、地政学的リスクや旅客サービスへの影響等、市場の不確実性が需要予測を難しくしている。
2023年8月の日本発国際航空貨物取扱量フォワーダーランキングが明らかになった。1位は日本通運で15,200㌧(前年同月比-18.6%)、2位は近鉄エクスプレスで9,328㌧(-35.5%)、3位は郵船ロジスティクスで8,062㌧(-12.8%)、4位は西日本鉄道国際物流事業本部(にしてつ)で3,008㌧ (-29.1%)、5位は阪急阪神エクスプレスで2,572㌧(-45.9%)だった。業界全体と
香港発およびフランクフルト発の航空貨物運賃が、数ヶ月にわたる下落の後、安定し始めた。Baltic Exchange Airfreight Index(BAI)によると、フォワーダーが支払う香港発北米向けサービスの平均価格は、コントラクトレートとスポットレートの両方を含む形で、7月の4.69ドルから8月にはkgあたり4.85ドルに上昇した。この路線での上昇は過去1年で2ヶ月目であり、航空貨物運賃好転
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