上海浦東国際空港の状況がまた悪化しているようだ。現地のフォワーダー関係者の話を総合すると、同空港発輸出の航空貨物スペースは10月の国慶節連休後にやや改善の兆しがみられたものの、おおむね7月比5~6割減に再度落ち込み、10月半ばから1~2割減少しているとみられる。背景に継続されている防疫管理に加えて、当局による運航制限がありそうだ。ピークシーズンに入って出荷需要が旺盛となる中、輸出貨物の搭載遅延は2~6日程度と10月より伸びているとみられる。北米向け運賃は100元(約1800円弱)を超え、昨年春の過去最高レベルまで再度上昇しているもよう。日本発も含む同空港着の輸入スペースも変わらず、困難な状況が続く。北米の消費も衰えておらず、上海現地では状況が年内に戻ることはないとの見方が強まる。
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