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マースク、中国ー欧州間の航空代替貨物輸送ルートを開設

APモラー・マースク(デンマーク)は、中国と欧州を中央アジア経由で結ぶ鉄道・海上貨物輸送ルートを開設した。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、ロシア上空を経由する航空路線の運航を見合わせる動きが広がるなかでのアジアと欧州を鉄道と船舶で結ぶ輸送ルート開拓。航空の代替輸送モードの確保と同時にモーダルシフトの推進にもつなげるねらい。

マースクの提供する新たな輸送ルートは、中国と欧州各地をカザフスタンやアゼルバイジャン、ジョージア、ルーマニアを経由して40日前後で結ぶ。中国からのコンテナ列車はカザフスタン国境のホルゴスで積み替えられた後、同国のアクタウでアゼルバイジャン・バクーへのはしけに積み込む。コンテナはジョージア・ポティのAPMターミナルに運ばれ、ルーマニアのコンスタンツァへのフィーダー船を経て、欧州各地に運ばれる。

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